ニュージーランドでは珍しいボルドースタイルの白ワインです。
トロピカルフルーツに柑橘やハーブ、マッチの残り香。キレのある酸と存在感のあるフェノールが濃密な中に伸びやかさとエレガンスをもたらす。樹齢約30年の畑からセミヨンはフレンチオーク旧樽で、ソーヴィニヨン・ブランは大部分をステンレス槽(一部フレンチオーク新樽)で自然発酵し、いずれも10ヶ月間澱とともに熟成後、1年間瓶熟成。
安定した開花時の天候により、十分な結実が得られたため、間引きが行われた。夏はほとんど雨が降らず乾燥していたため、小粒に留まった果実は凝縮した風味と濃縮度を備えた。暖かい日の続いた秋にブドウは十分な熟度に成熟、Covid19で閉鎖中も支障なく収穫を続けることができた。
▼醸造・熟成
ブドウは成熟度合いを見ながら段階的に手摘み収穫。セミヨンはフレンチオーク旧樽で発酵、ソーヴィニヨン・ブランはほとんどをステンレスタンクで発酵しピュアな果実特性を引き出す。そのうち約半分は全房でスキンコンタクト。ソーヴィニヨン・ブランはほとんどをステンレスタンクで(一部フレンチオーク新樽使用)、セミヨンは旧樽で、いずれも10ヶ月間シュルリー。ブレンドして瓶詰めし、1年間瓶内熟成。
▼生産者テースティングノート
グアバ、パイナップル、メロンなどのトロピカルフルーツのアロマが前面にあり、グレープフルーツやハニーサックル、ハーブやマッチの残り香が重なる。なめらかなテクスチャーで、キレのある酸味と存在感あるフェノールが、厚みと濃密なストラクチャーを形成。伸びやかで洗練された余韻へ続く。
▼ペガサス・ベイについて
ニュージーランドTop5に挙げられるワイナリーの一つ。
1986年にアイヴァイン・ドナルドソンがノースカンタベリーのワイパラ・ヴァレーに興したNZを代表するプレミアム・ブティック・ワイナリー。5種類のリースリング以外、ピノ・ノワール、ボルドー品種の白赤も手がける。オペラシリーズは最高の年に厳選したワインで造られる。
ペガサス・ベイ・ベル・カント・ドライ・リースリング2011が、2024年の「ロンドンの審判」にて、白ワイン部門および、総合でそれぞれ最高得点に輝き、名実ともに世界No.1になりました。